2016年12月20日火曜日

032SAL インプレッションライド

Project-K オリジナルロード・シリーズのなかでも、エアロに焦点を置いたシリーズが03シリーズです。
その2代目が今回追加の032 SAL
03シリーズの2番だから032 そしてSuper Aero Light から SAL
なので、032SAL です。

さて、、そんな事は置いといて。。。。

先ずはスペックから
フレーム素材 T700フルカーボン 3ピース・モノコック構造
重量  フレーム 1050g+ フォーク 380g
メカニカルシフト&Di2 コンパチブル
BBサイズ BB86
販売形態 フレーム+フォーク+専用シートピラー+ステム一体カーボンハンドル
標準色 UDカーボン+艶消し もしくは 艶あり クリヤー塗装
*カラーおよびデザインオーダー 可 (価格など応相談・およそ1~3万円)

標準価格 ¥180,000-

フレーム構造としては、

ダウンチューブおよびシートチューブを翼断面形状としているが、シートチューブは後端を少しカットしてあり、斜め前方向からの風に対しての抵抗の増大を抑える形状と成っている。
また、シートチューブはホイールに沿ってアールを描くような形状を採用し、ホイールとフレームの間に生まれる乱流の発生を抑えている。

特徴的なヘッドおよびフロントフォークだが、昨今のテーパーヘッドではなく、上下とも1-1・1/8サイズのベアリングを採用し、ヘッド回りの全面投影面積を抑えているが、それにより若干落ちてしまうフォークの剛性を補う為に、フォーク前面からヘッドチューブを跨ぐように上に伸びたヘッドブリッジが、目を引く。

このヘッドブリッジは、ヘッドパーツ上部と繋げる事で、フォーククラウンの前後の揺れを抑制しフォークの剛性低下を防いでいる。
ブレーキは、前後ともダイレクトマウントを採用。 シートステー上部に位置したリヤブレーキは、フレームに隠れるような位置に成り、空力特性の向上にも一役買っている。

また、ステム一体型フルカーボンハンドルもブレーキおよびシフトワイヤーを内臓する形状と、ヘッドパーツからつながるカムテール形状を採用し、ヘッド回りの空気抵抗の軽減につながっている。
専用エアロピラーは、前後に30mmのスライド幅を持つ事で、ロードポジションからTTポジションまで幅広い対応幅を持って居る。

さて、
では、実際に走ってどうなの?
という部分が、一番気に成りますね。
毎度の様に、私的インプレを。

使用しているホイールは Project-K オリジナル 60mm スーパーワイド・クリンチャーホイール 6028CL
タイヤはIRC アスピデプロ 700X24C 前後とも7.5気圧で使用してます。

まぁ、自分の所のバイクのインプレなので、若干ひいき目に成るのはご勘弁ですが
今回のフレームは高回転型ではなく高トルク型です。
今どきの硬いフレーム という感じでは無いく、比較的柔らかめですが・・・・
と言っても私基準なのでそこは悪しからず。
踏んでいく感じは041SLに近く、脚に余計な反発を感じない。かといって、力が逃げる状態では無いので踏んだだけ前に加速していく。
8%X200m程度の短い登りをアウターでダンシングする時は、若干BB辺りが揺れながら非常に気持ち良く登っていく。この揺れと振り返しのタイミングが合うと、とても気持ちいい。
高回転(と言っても100~110回転程度だが)で回しながら3~4%の坂をいつものように35~38km/hで登ってみたが、イメージとしてはスルスルと登る。と言う感じ。
平坦や下りでは空力特性から来る抜けの良さ?か、普段より楽に速度の維持が出来る。
若干気に成ったのは、1サイズ大きいフレームだからか、トップチューブの位置が高く、ダンシングで足に当たる事かな。
まぁ、ほんの40分程度のショートインプレなので、全てがわかる訳では無いが、
距離を走った時に足が残せる。そんなイメージが強い。
ただし、地面からの振動というか衝撃は、素直に伝えてくれる。
ワザとアスファルトの割れた場所も走るが、弾かれるような感じはないけれど、割れ方を全て伝えてくれる感じ。ロードインフォメーションに優れる と言う言い方も出来るだろうが、快適性重視 とは言えない。レーシングバイクだって思えば、これぐらいは普通だと思うけれど。
フレームが柔らかめだとスプリントに向かない と言ったイメージが有るかもしれないですが、それは大きな間違いです。競輪選手の乗るクロモリフレームの方が昨今のカーボンロードよりもよっぱど撓るし柔らかいですよ。(硬いのが好きな選手も居ますよ)
柔らかいとか硬いとかって、、ほんと表現難しいですよね。

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