2014年10月31日金曜日

ROADのホイールって、どうやって選べば・・・・?

最近、ホイールで何を選べばよいのか?と言うご相談を頂きます。
コレも、ホイールの種類が増えたから。。なんでしょうね。

そこで、店長 クリタ的感覚での、ホイール選びの基準をば。。
(今回写真は無しで・・・)

先ず、タイヤの種類から。
ロード用のタイヤは大きく分けて3種類
チューブラータイヤ
クリンチャータイヤ
チューブレスタイヤ
に分かれます。

この中で、チューブレスタイヤはシェアが低いので今回は放置プレーで!

もし、レースやレースイベントで使用する事を前提に考えるなら
迷う事無く チューブラータイヤを選びましょう。
コレには幾つかの理由が有るのですが、
相対的に、タイヤの性能が高い物が多い。と言う事が上げられます。
更に、絶対的な構造の違いから、ホイールのリムが軽い。
故に、ホイール全体として軽く出来る。

レースも使うかも知れないけど、普段の練習にも使いたい。とか
レースは出ないよ。 ロングライドが目標! って場合は
クリンチャータイヤをオススメします。
理由は、パンク修理が出来る。
これだけです!
でも、これが、最大の理由です。

さて、タイヤの種類をもの凄くザックリ伝えた後は
ホイール・・・というか、リム周りの選び方。。

この頃は色々な高さのリムが有りますよね。
更には、ワイドリムなんて言う、幅広の物も。

そのへん纏めてザックリと。
まず、リムハイトから。
リムの材質(アルミ・カーボン)にかかわらず、同一の素材であれば
リムハイトが低い物は軽く
リムハイトが高い物は重くなります。
また、
リムハイトが高い物は空力特性に優れ、高速走行に適し
リムハイトが低い物は空力特性が劣るために、高速時には厳しく成ります。

リムハイトが高い物は、縦方向の変形が少ない為に、乗り心は硬く
リムハイトが低い物は、縦方向の変形が大きい為に、乗り心は良くなります。

リムハイトの高い物は、横風を受けた時に、風を受ける面が大きい為にハンドルが取られやすく
リムハイトの低い物は、横風を受ける面積が少い為に、ハンドルが取られにくく成ります。

と言った性質が有ります。

リムハイトですが、大体30mmまでの高さをローハイト
30~40mm程度の物を ミドルハイト
50mm以上の物を ディープリム と呼んでいます。。(なんでディープハイト・・とかじゃ無いんだろう??)
80mmを超えるような、スーパーディープ なんて物も・・・

リムの幅ですが、40mmを超えるようなハイトのリムの場合
ワイドリムを選ぶほうが良さそうです。これは、横風と言うか斜めからの風の場合に差がでます。
良く、タイヤの変形が・・・とかの話でワイドリムがって言いますが
空気圧やタイヤサイドの剛性・形状設計等でなんとでも変わってしまうので
簡単には言い切れません。
が、23C以上のタイヤを使う場合はワイドリムを選んで間違えはないと思います。


リムの材質ですが
アルミリム は、重さは有りますが、雨の際のブレーキの効き方に少し優位性が有ります。
カーボンリムは、軽いのですが、何より高価です。
また、カーボンリムの方がアルミリムに比べ、剛性が有ります。

スポークの種類ですが
アルミスポークとステンレススポークが有りますよね。
それぞれに、丸い物とキシメンのようなエアロスポークが有ります。
アルミスポークは、伸びが少ない為に、ホイールとして剛性感が有ります。
ステンレススポークは、伸びが少し有るために、剛性感は落ちますが、しなやかに成ります。
丸い形状は、エアロタイプに比べ材料が少なくなる分軽くなります。
しかし、エアロタイプのスポークは、空気抵抗が少ない為に、高速走行時は有利です。

という物(リム+スポーク+ハブ)を組み合わせて、ホイールが出来るのですが
今回は、ハブを除いたスポークとリムの形状でホイールを選ぶときの基準。。。みたいな感じで。

では。。

練習用! と割りきって使うもの。
& 最初だから・・・
という事であれば、
リムハイト 30mm程度までの、アルミリム+ステンレススポークのホイール。
理由としては、安めの物が多い&重い。

ロングライド主体で使いたいという場合。
これが実に難しい。。
ロングライドって一言でくくれないからなんですが、
とりあえず、2種類に分けます。
速度は求めない。距離を求めて走りたい。という場合。
リムハイト、30mm以下 のホイール。
ステンレススポークを使用したもの。
ココの肝はステンレススポークと、ハイトが低いと言うことです。
コレにより、縦方向の柔軟性が出ます。距離を走った時にこの柔軟性が体へのストレスを和らげてくれるために、疲れ方が違います。

距離は走るのだけど、速度も求めたい!という場合。
リムハイト30mm前後のアルミ/エアロスポークを使用したアルミホイール
もしくは リムハイト50~30mmのカーボンリム+ステンレススポーク
アルミスポークは、ホイールとしての剛性感をあげますので、加速性・旋回性が上がります。
速度を求めるのであれば、選択肢として十分考えられます。
ココでアルミリムと組み合わせることで、最小限の柔軟性も持たせることができます。
カーボンリムは、縦剛性が高いのでステンレススポークを使用する事で縦方向の柔軟性を得ることが出来ます。速度を求めると言うことで、50mm~30mm程度のリムを選び
高速時の巡航性能を得ることが出来ます。

ヒルクライム主体で使いたい と言う場合
リム+スポークの重量で考えましょう。
カーボン ローハイトリム+ステンレススポーク
これが、一押しです。
ヒルクライムでも、結構上位で走れる方は、高速走行に成る場面も有るので
リムハイト30~40mm程度のミドルハイトカーボンリム をオススメします。

ロードレース&耐久レースに使用したい という場合は
30~50mmのミドル~ディープリムを使用したほうが良いでしょう。
速度域として、35km/hを超えるような状況では、ディープリムの空力の優位性は使わないと損です。
この場合、アップダウンを繰り返すようなコースの場合はリムは軽めが良いです。
平坦基調の場合は空力優先で考えて良いです。

と、ザックリを分けて書いてみました。
実際には、こんなに綺麗に分けて考えられないよ。。と言うのが事実でしょう。
であれば、オールラウンドに使えるのは30~40mmのミドルハイト を使用したホイールですね。
ロングライド志向なら、ステンレススポークをチョイス。リムの材質は、アルミでもカーボンでもOK
カーボンのほうが軽いけど、財布と相談ですね。
レース志向であれば、アルミ/エアロスポーク+アルミリム もしくはカーボンリム+ステンレススポークで。

まあ、最後は色々相談して決めることに成るのでしょうが、ひとつの参考に成ればと思います。

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